福祉用具にかかわる仕事をしている上で、やはり多いのは転倒のご相談です。原因は人それぞれありますが、転倒から最悪の場合寝たきりにすすむ方もいらっしゃいます。
例えば、今までスリッパを履いていよくつまずいて困っていたが、ルームシューズに変えることで抜けずらくなりつまずくことが減った!など簡単な対策をすることで転倒リスクを下げることができるんです。今回おすすめ予防グッズを使い早めに対策をしましょう!
高齢者が転倒する原因
- 加齢による身体機能の低下
高齢になるにつれて徐々に筋力が低下し、今までできていたことも難しくなっていきます。足がしっかり上がっておらず段差につまづいたり、歩行時もバランスを崩しやすくなります。
- 病気や薬の影響
パーキンソン病や脳卒中の後遺症、治療中の薬の副作用によるふらつきなど。
- 生活環境
廊下の敷居やカーペットの端、コード類など。
自宅内の転倒しやすい場所
- 居室・寝室
居室や寝室ではソファーやベッドからの立ち上がり時に転倒してしまうことがあります。カーペットやコード類などつまずく原因です。
- 階段
階段ではすべって足を踏み外したり、スリッパを履いての上り下りで引っかけて転倒したりします。
- 台所・食堂
食事の準備で両手が塞がっていてバランスを崩して転倒したりします。
- 風呂場・洗面所
風呂場や洗面所などの水気があるところはどれだけ気をつけていても滑りやすく、しっかりと踏ん張ることができない場合はすぐに転倒してしまいます。
- 玄関・縁側
従来の日本家屋は段差が多く、高齢者にとってはかなり大変な動作になることも。
おすすめ転倒予防グッズ
- ニュースベラナイン(KAWAGUCHI)
フローリングやたたみの上は意外に滑りやすいもので、特に高齢者は筋力が低下して普通の靴下では踏ん張りが効かず簡単に転倒してしまうことがあります。
お手軽なのは滑り止め靴下がおすすめなんですが、以外と滑り止め靴下が売っているところも少なく値段も高いです。ストックしてあった新しい靴下が残っている場合はもったいない。そこで、手軽に今まで履いていた靴下が滑り止め靴下として履ける「ニュースベラナイン」をおすすめします。
先端をカットして点状に塗ってみました。靴下のしわが寄った場所が塗りづらかったので、空のペットボトルにかぶせて作業しました。
乾くと透明になり目立ちません。塗り方はある程度モリっと高さを出して塗った方がしっかりとした滑り止めになります。柔軟性があるので履いていても気になることはありません。
「ニュースベラナイン」の活用場所は靴下以外でもフロアマットやタオル掛けなど多用途で役立ちます。
【ニュースベラナイン】 滑り止め剤 KAWAGUCHI 健康支援グッズ 便利グッズ メール便発送 価格:1350円 |
- あゆみオープンフィット(徳武産業)
転倒しやすい行為としてスリッパの脱ぎ履きがあげられます。よく見かけるのが足のサイズと合っていないスリッパを強引に履こうとして転倒したり、足先だけで履いて歩いてスリッパがすっぽ抜けて転倒するなどがあります。
「あゆみオープンフィット」はスリッパ形状で履きやすいのに浅めのかかとがあります。つまりは脱げにくい。さらにマジックテープのベルトが2カ所止めで自分に足サイズに調整可能です。
むくみの強い方で普通のスリッパではサイズが合わない方や、かかとが無いためにすぐにスリッパが抜けてしまう方にぜひ履いてもらいたいです。
自分に足のサイズに合った室内履きを選ぶことが転倒を予防の第一歩です。
靴底もしっかりとしたパターンが入っており適度なグリップ性で転倒の予防になります。
あゆみシューズ 公式 あゆみオープンフィット 2237 (室内用 ケアシューズ 歩きやすい 介護シューズ ) 価格:3960円 |
- オール スポッと(徳武産業)
2023年10月に発売されたオールスポッとは「いつでも どこでも 履きやすい 脱げにくい 脱ぎやすい」をコンセプトに転倒予防にいいことづくめのルームシューズです。
甲の部分の素材はやわらかく、伸びもあるのでかなりフィット感が良いです。かかとは靴べらのような特徴をもつ形状になっており流れるように履けるようになっています。
脱ぎやすさの部分でのこだわりは、シューズ内側のソール部分に膨らみを持たせることで脱ぐときのきっかけを作りやすくしていてところです。
オールスポッとは、室内履きに限らず玄関やベランダのつっかてとしても使えるように靴底もしっかりとしたグリップ性のあるもになっています。
あゆみシューズ公式 オールスポッと 3E 両足セット 2249(名入れ ネーム刺繍可) (室内用 ルームシューズ 軽量 脱げにくい 履きやすい 歩きやすい つまずきにくい オールシーズン おしゃれ ) 価格:3960円 |